いつものようにテレビをつけたら、画面に細い縦線が一本走っている。横に筋が入って消えない。画面の一部に色のついた帯が出ている。こうした画面線は、昨日まで何ともなかったテレビに突然現れることが多く、「もう寿命なのか」「修理に出すといくらかかるのか」と一気に不安になるものです。
ただ、画面に線が見えるからといって、テレビの液晶パネルが壊れたとは限りません。最初に確かめたいのは、その線が、番組表や設定メニューを開いても同じ場所に残るかどうかです。テレビ自身が描いている画面にまで線が出るならテレビ本体の内部、メニューを開くと消えるならHDMIケーブルやアンテナ線、つないでいるレコーダーやゲーム機など「外側」から来ている可能性が高まります。この一つの確認で、次にやるべきことが大きく変わります。
この記事では、ソニー・東芝REGZA・シャープ・パナソニック・LG・ハイセンスの公式FAQを読み比べ、メーカーが違っても共通する切り分けの考え方を先に整理しました。そのうえで、自分で安全に試せる手順を順番に並べ、直らなかったときに修理・買い替え・様子見のどれを選ぶかの判断材料まで扱います。分解や内部の点検は一切必要ありません。
・画面線がテレビ本体から来ているか、ケーブルや接続機器から来ているかの見分け方
・自分で安全に試せる5つの手順と、その順番の理由
・6社の公式FAQが案内している対処の違い(ピクセルクリーニング・コンセントリセットなど)
・修理か買い替えかを決める前に確かめたい保証・無償修理・部品保有期間
テレビ 画面線は「メニューを開いても残るか」で見立てが分かれる

画面線の原因探しは、線の形や色よりも先に「どの画面に出ているか」を見るところから始まります。メーカー各社の公式FAQも、表現は違っても同じ発想で書かれています。
番組表・設定画面・ホーム画面など、テレビ自身が表示する画面でも同じ位置に線が残るなら、テレビ本体(液晶パネルや内部回路)の可能性が高まります。メニューを開くと線が消える、特定の入力やチャンネルだけに出るなら、ケーブル・接続機器・放送信号の側を先に疑います。
同じ場所に居座る線は、テレビ本体の内側を疑う
地デジを見ていても、レコーダーの映像に切り替えても、ホーム画面を開いても、いつも同じ位置に同じ線がある。この場合はテレビ本体の内部に原因がある可能性が高いと考えます。
ソニーの公式FAQは、この状態について「外部入力やホーム画面など、どのモードでも画面の同じところに線が入っていたり、画面の一部が常に暗かったりする場合は、内部の破損もしくは電気不良が発生している可能性があります。」と説明しています。映像の中身が何であっても線の位置が動かないということは、線が映像データではなく、映像を映し出す側(パネルや駆動回路)で生まれていると読めるわけです。
自分で試す順番としては、まず入力を切り替えて線の位置を見比べ、次に設定画面やホーム画面を表示して同じ場所に線があるかを確認します。そのうえで再起動やコンセントリセットを一度試します。ここまでは道具も知識もいらず、テレビを傷める心配もありません。
判断のコツは、再起動しても位置が変わらない線を「自分で直せる範囲を超えたサイン」と受け止めることです。内部の分解やパネルの押し込みなどは絶対に試さず、この段階で販売店やメーカーへの相談準備に進むのが安全です。
メニューを開くと消える線は、外から入ってきている可能性
反対に、リモコンでメニューを開いたとたんに線が見えなくなる、番組表では線がない、というケースがあります。この場合、パネルそのものの故障である可能性は下がります。
LGの公式ヘルプは、画面に線や点、マークが表示される原因として放送信号や接続されたケーブルを挙げ、画面の内容が変わったりメニューを開いたりしたときに線が消えるなら、パネルに問題がある可能性は低いという見立てを示しています。テレビ自身が描くメニュー画面に線が出ないのであれば、パネルと駆動回路は正常に絵を出せている、という考え方です。
原因として多いのは、HDMIケーブルの緩みや傷み、つないでいるレコーダー・ゲーム機・ストリーミング機器の側の不調、アンテナ線や受信状態の問題です。自分で試すなら、線が出ている入力のケーブルを挿し直す、別のHDMIケーブルに替えてみる、同じ機器を別のHDMI端子につなぐ、という順番が手軽です。
判断のポイントは、ケーブルや機器を替えたときに線の出方が変わるかどうかです。変われば原因は外側にある可能性が高く、テレビの修理は不要かもしれません。テレビ本体を疑うのは、外側をひととおり入れ替えてからでも遅くありません。
縦線・横線・帯・色つきの線——呼び名が違っても最初の確認は同じ
画面線と一口にいっても、細い縦線、横方向の筋、太い帯、色のついたオーロラのような模様など、見え方はさまざまです。見た目の違いに気を取られがちですが、最初にやる確認はどれも共通しています。
ソニーの公式FAQには、タテ線・ヨコ線・オビ・縦縞・筋といった呼び名がキーワードとして並んでおり、どの呼び名でも「同じところに出るか」を見る流れになっています。シャープのAQUOSの故障診断ナビは、縦方向の直線・横方向の直線・斜めの線・細い枠のような線・左右や上下の黒帯といった形ごとに入口を分けていますが、その先はいずれも症状の確認から原因の特定へ進む構成です。ハイセンスは色つきの線やオーロラ状の症状について、内部の電気回路や液晶パネルの不具合を原因として挙げつつ、まずコンセントリセットを勧めています。
つまり、線の形はメーカーへ相談するときに伝える情報としては役立ちますが、自分で原因を切り分ける段階では「どの画面でも同じ位置に出るか」のほうが手がかりとして強いのです。スマートフォンで線の写った画面を撮っておくと、後で相談するときにも説明しやすくなります。
形で判断を急がず、まずは出る場所と出る画面を確認する。この順番を守るだけで、不要な修理依頼や早すぎる買い替えを避けやすくなります。
線の原因は3系統|ケーブル・本体・衝撃のどこから来ているか
画面線の原因は、大きく「外側(ケーブル・接続機器・放送信号)」「テレビ本体の内部(パネル・回路)」「衝撃による破損」の3系統に分けられます。有機ELテレビには、これとは別にパネルのお手入れ機能という選択肢もあります。
| 項目 | ソニー | 東芝REGZA | LG | ハイセンス |
|---|---|---|---|---|
| 公式の見立て | どのモードでも同じ場所なら内部の破損・電気不良の可能性 | テレビ本体か外部機器側かを区別する | 放送信号や接続ケーブルが原因の可能性 | 内部の電気回路や液晶パネルの不具合 |
| 最初の確認 | 設定画面と外部入力画面の両方で同じ位置か | 地デジ・BS/CS・番組表・外部入力のどれでも出るか | メニューを開くと消えるか、全チャンネルで出るか | 公式に切り分け手順の記載なし |
| 自分で試せる対処 | ランプ点滅があれば無償修理の対象機種か確認 | 番組表ボタンで線や帯が見えるか確認 | ケーブル再接続・別のHDMIケーブル・自己診断(有機ELはピクセルクリーニング) | コンセントリセット(接続HDDが動作していないことを確認) |
| 直らないとき | 販売店に相談、または公式から修理申込 | 関連FAQ(一部が暗い・色合い等)へ | 液晶画面の不具合の可能性 | 販売店または公式コールセンターへ |
シャープは線の形ごとの故障診断ナビ、パナソニックは再起動の手順が公式に整理されているため、後の見出しで個別に扱います。表は各社の公式FAQに記載のある範囲だけで作っており、記載のない欄は「記載なし」としています。
ケーブル・接続機器・放送信号から来る線
自分で直せる可能性がいちばん高いのがこの系統です。特定の入力だけ、特定のチャンネルだけに線が出るときは、まずここを疑います。
LGの公式ヘルプは、ケーブルの緩みや損傷があると映像にノイズが入ったり表示上の問題が起きたりする可能性があると説明し、対処としてアンテナ線やHDMIケーブルの接続を確認し、いったん外して挿し直すこと、別のHDMIケーブルで確認することを挙げています。機器によっては、HDMIの高画質伝送の設定(LGではHDMI Ultra HD Deep Color)をオフにする方法も案内されています。テレビとつないだ機器の組み合わせで映像信号がうまく受け渡せないと、線やノイズとして見えることがあるためです。
試す順番は、線が出ている入力の特定、ケーブルの挿し直し、別ケーブルへの交換、別の端子への接続、の順が手軽です。地デジやBSの放送だけに線が出るなら、アンテナ線の接続部分も見ておきます。
判断の目安は「入れ替えで症状が動くか」です。動くなら外側、何を替えても同じ位置に残るなら本体側と考えます。アンテナの屋根上の点検や工事が必要そうな場合でも、自分で登ることは避けてください。
液晶パネルや内部回路の不具合による線
どの入力でも、番組表でも、設定画面でも同じ位置に線が出る場合は、テレビ本体の内部が原因の可能性が高いと考えられます。自分で直せる範囲は再起動やリセットまでです。
ハイセンスの公式FAQは、画面の色つきの線やオーロラのような症状について「内部の電気回路や液晶パネルの不具合が考えられますが、一度コンセントリセットを試してみてください。」と案内しています。LGも、縦線や横線が表示される場合は液晶画面の不具合が生じている可能性があるとしています。パネルに映像を描き出す回路のどこかで信号が途切れたり乱れたりすると、その部分だけが常に線として見えるわけです。
自分で試すことは、電源を切って入れ直す再起動と、電源プラグを抜いて時間をおくコンセントリセットの二つに絞ります。リセットで一時的な誤作動が解消するケースもあるため、修理を依頼する前に一度は試す価値があります。
判断のコツとして、リセット後も同じ位置に線が残るなら、そこから先は内部の修理の領域です。パネルの表面を押す、叩く、裏ぶたを開けるといった行為は、感電や症状の悪化につながるおそれがあり、保証の扱いにも影響しかねないため避けてください。
ぶつけた・倒したあとの線は、保証の扱いが変わる
掃除中に物が当たった、子どもがおもちゃを投げた、テレビが倒れた。こうした出来事のあとに線が出たなら、衝撃によるパネルの破損を疑います。この系統は、保証が使えるかどうかが大きく変わる点に注意が必要です。
ハイセンスの公式FAQは、打った跡を起点にくもの巣状の割れや色ノイズが確認された場合、メーカー保証や販売店の延長保証の対象外になると案内しています。また同社は、転倒・ぶつけた・強く握ったなどの利用者側の原因によるパネル破損が確認された場合、メーカー保証の適用外で有償修理になると説明しています。画面の表面に傷や割れが見当たらなくても、内部で破損している場合があるのがやっかいなところです。
自分でできることは、画面の状態をスマートフォンで撮影し、いつ・何が当たったかをメモしておくことです。再起動などで様子を見るのは構いませんが、割れた部分を触ったり押したりするのは避けます。
判断のポイントは、メーカー保証ではなく家財保険や販売店の延長保証など、別の補償が使えるかどうかです。ハイセンスは修理や家財保険を使う場合の見積りをメールで依頼できると案内しています。

有機ELの線は、パネルのお手入れ機能で変わることがある
有機ELテレビに線が出た場合、液晶テレビにはない選択肢として、パネルのお手入れ機能を試す方法があります。修理を考える前に一度確認しておきたいポイントです。
LGの公式ヘルプは、有機ELテレビに線が入っている場合、ピクセルクリーニング(パネルのお掃除機能)で改善するかを確認するよう案内しています。操作は設定ボタンから歯車マーク、機器設定、OLEDパネルケア、ピクセルクリーニングの順に進みます。「電源オフで1度だけ開始」を選ぶと、クリーニング完了後に電源は点かないため、寝る前に実行するのに向いています。「今すぐ開始」を選ぶと自動的に電源が切れ、終わると自動で点きます。
同社は、何度か試すことで改善する可能性があり、一度で改善しなければ時間をおいて再度試すよう案内しています。実行中は電源プラグを抜かないようにしましょう。
判断の目安は、クリーニングを何度か試しても線の位置と見え方が変わらないかどうかです。変わらなければ、液晶と同じくパネルや回路側の問題として相談に進みます。LG以外の有機ELテレビにも同様の機能を持つ機種がありますが、名称や操作は機種ごとに異なるため、取扱説明書で確認してください。
自分で試す順番は5つ|安全なものから一つずつ

画面線が出たときに自分で試せることは、ソニー・REGZA・LG・ハイセンス・パナソニックの公式FAQを並べると、次の5段階に整理できます。上から順に、テレビを傷めるリスクが小さいものを並べています。
電源プラグを抜く前に、テレビにつないだHDDやレコーダーが録画・再生・書き込みをしていないかを確認してください。画面に割れや打痕がある場合は、表面を押したり触ったりしないこと。裏ぶたを開ける、内部の配線に触れる、屋根に登ってアンテナを確認するといった作業は行わず、販売店・メーカー・有資格者に任せましょう。
手順1・2:入力とチャンネルを変え、番組表と設定画面で線を探す
最初の二つの手順は、ボタンを押して画面を切り替えるだけです。この確認だけで、原因が本体側か外側かの見当がかなりつきます。
東芝REGZAの公式FAQ(自己診断)は、「たて線や横線がテレビのどの画面で出るのか確認します」とし、地デジ・BS/CS・番組表の画面・外部入力のどれでも線が出るかを見るよう案内しています。さらにリモコンの番組表ボタンを押し、番組表でも線や帯が見えるなら、どの画面でも出ている可能性があるとしています。LGは、リモコンでチャンネルを回して全チャンネルで線が出るのか、特定のチャンネルだけなのかを確認するよう案内しています。
具体的には、まず地デジの複数のチャンネル、次にBS、そしてレコーダーなど外部入力に切り替え、線の位置と有無をメモします。続いて番組表ボタン、設定メニュー、ホーム画面を順に表示し、同じ位置に線があるかを見ます。
判断の目安は、テレビ自身の画面(番組表・設定)にも線があれば本体側、特定の入力やチャンネルだけなら外側です。ここで外側と分かれば、次の手順3で解決する可能性があります。
手順3:HDMIとアンテナ線を挿し直し、別のケーブルで試す
特定の入力だけ、または特定の放送だけに線が出ると分かったら、その経路のケーブルを見直します。線の原因がケーブルなら、交換だけで済むこともあります。
LGの公式ヘルプは、アンテナ線やHDMIケーブルの接続を確認し、いったん取り外して再接続すること、別のHDMIケーブルで確認することを勧めています。ケーブルの端子が半分抜けかけていたり、家具の移動で折れ曲がって内部が傷んでいたりすると、信号が途切れて映像に線やノイズが出ることがあります。
試す順番は、電源を切ってからケーブルを抜き、端子にほこりや曲がりがないかを目で見て挿し直すこと、次に手持ちの別ケーブルに替えること、最後に別のHDMI端子へつなぎ替えることです。レコーダーやゲーム機の側を再起動するのも有効です。
判断のコツは、何かを替えたときに症状が変わったかを記録することです。別のケーブルで線が消えれば元のケーブルが原因、別の機器では出ないならその機器が原因と絞れます。どれを替えても同じなら、次の手順に進みます。

手順4:再起動とコンセントリセットで一時的な誤作動を消す
ケーブルに問題がなさそうでも、テレビ内部のソフトウェアの一時的な誤作動で表示が乱れることがあります。再起動とコンセントリセットは、修理の前に一度は試したい手順です。
ハイセンスは画面線の症状に対してまずコンセントリセットを試すよう案内し、その際はHDDなど接続機器が動作していないことを確認するよう注意しています。パナソニックは、ビエラの再起動方法を品番ごとに分けて案内しており、改善しない場合は「電源プラグを5秒以上抜いてから再度差し込んでください。」としています。
手順としては、まずリモコンや本体ボタンで電源を切って入れ直します。改善しなければ、接続したHDDやレコーダーが動いていないことを確かめ、テレビの電源プラグをコンセントから抜いて時間をおき、差し直します。メーカーごとの秒数や操作は機種によって異なるため、取扱説明書や公式FAQに従ってください。
判断の目安は、リセット後に線の位置が変わらないかどうかです。変わらなければ、自分で試せる範囲はほぼここまでと考えて、相談の準備に移ります。
失敗パターン①:録画中にプラグを抜いてしまう
線を早く消したい一心で、外付けHDDに録画中のままテレビの電源プラグを抜いてしまうケースがあります。原因は、リセットの前に接続機器の状態を見ていないことです。書き込み中に電源が切れると、録画中の番組が残らないだけでなく、HDD側に不具合が出るおそれもあります。対策は、プラグを抜く前に録画予約の一覧と録画中表示を確認し、動作していないタイミングで行うことです。
手順5:それでも同じ場所に残るなら、相談の準備をする
手順1から4を試しても、どの画面でも同じ位置に線が残る場合は、テレビ本体の修理を相談する段階です。ここで準備をしておくと、やり取りがスムーズになります。
ソニーの公式FAQは、どのモードでも同じ位置に線がある場合、「お買い上げの販売店へご相談いただくか、以下のページから修理をお申し込みください。」と案内しています。ハイセンスも、コンセントリセットで改善しない場合は販売店または公式コールセンターへの相談を案内しています。
準備するものは、テレビの型名(本体の背面や側面のラベル、または設定画面の本体情報で確認できます)、購入時期と購入先、線の写真、いつから出ているか、どの画面で出るか、テレビ下部のランプが点滅していればその回数です。ソニーの場合、ランプの点滅と型名は無償修理の対象かどうかを調べる手がかりにもなります。
判断のコツは、この時点で修理か買い替えかを一人で決めてしまわないことです。保証や無償修理の対象になっていれば負担が大きく変わるため、後述する確認を先に済ませましょう。
| 状況 | まず試すこと | 直らないときの目安 |
|---|---|---|
| 特定の入力だけに線 | HDMIケーブルの挿し直し・別ケーブル・別端子 | 接続機器側の不調を疑い、機器のメーカーへ相談 |
| 特定のチャンネル・放送だけに線 | アンテナ線の接続確認・他の放送との見比べ | 受信側の問題として受信トラブルの切り分けへ |
| 番組表・設定画面にも同じ位置に線 | 再起動・コンセントリセット | 本体内部の可能性が高く、販売店・メーカーへ相談 |
| 有機ELテレビに線 | ピクセルクリーニングを時間をおいて複数回 | 変化がなければパネル・回路側として相談 |
| ぶつけた後に線・割れ | 触らず撮影し、状況をメモ | メーカー保証外の可能性。保険・延長保証を確認 |
メーカー公式は何を案内しているか|6社のFAQを並べて読む
画面線についての公式FAQは、メーカーによって詳しさも切り口も違います。自分のテレビのメーカーが何を案内しているかを知っておくと、相談の前にやるべきことが明確になります。
ソニーと東芝REGZAは「どの画面でも出るか」を起点にする
ソニーと東芝REGZAの公式FAQは、どちらも「線がどの画面で出るか」を最初の確認に置いています。家庭でできる切り分けの考え方としては、この2社の案内がもっとも分かりやすい部類です。
ソニーは、設定画面と外部入力画面のどちらにも同じところに線が入っている例を示し、どのモードでも同じ位置に線がある場合は内部の破損や電気不良の可能性があるとしています。さらに、テレビ下部のランプが点滅している場合について「機種により、液晶パネル無償修理をおこなっている場合があります。」と案内し、型名とランプ点滅回数を確認して「製品に関する重要なお知らせ」で自分の機種の情報を調べるよう勧めています。
東芝REGZAは、画面にたて線や横線が入っている症状について自己診断形式のFAQを用意し、テレビ画面そのものに線や帯が出ているのか、外部機器の側で出ているのかを区別するよう案内しています。番組表ボタンで確認する方法はREGZAの案内に沿ったものです。関連するFAQとして、液晶テレビの一部が暗い、テレビの色合いがおかしい、残像が出る・画面がちらつくといった症状別のページも用意されています。
判断のポイントは、ソニーのテレビでランプが点滅しているなら、修理見積もりの前に無償修理の対象かを調べることです。
シャープは線の形ごとに故障診断ナビを分けている
シャープのAQUOSは、画面線の症状をFAQの一文で済ませず、線の形ごとに入口を分けた故障診断ナビを公式に用意しています。
シャープの故障診断ナビは、縦方向の直線、横方向の直線、斜めの線、細い枠のような線、左右や上下の黒帯など、症状のパターンごとに診断が用意されています。流れは、症状の詳細を確認し、確認手順を進め、原因を特定し、対処を試し、必要なら修理の案内へ進むという構成です。形ごとに考えられる原因が異なるため、画面の見え方をよく観察してから入口を選ぶのがコツです。
自分で試す順番としては、この記事の手順1・2でどの画面に出るかを確認しておき、そのうえで診断ナビに進むと、質問にも迷わず答えられます。個別の対処手順は機種や症状によって異なるため、診断ナビの案内に沿って進めてください。
判断のコツは、診断ナビの最後に修理案内が表示された場合でも、先に保証期間と購入時期を確認しておくことです。シャープは補修用性能部品の保有期間も公式に公開しているため、古い機種の場合は後述する部品保有期間の考え方も合わせて見ておきましょう。
LGは接続の見直しと、有機ELのピクセルクリーニングを案内
LGの公式ヘルプは、画面線の原因としてまず外側(放送信号・ケーブル)を挙げ、対処の選択肢を具体的に並べているのが特徴です。
案内されている対処は、画面の縦横比(アスペクト比)の設定の確認、アンテナやHDMIケーブルの接続確認と再接続、別のHDMIケーブルでの確認、機器によってはHDMI Ultra HD Deep Colorをオフにすること、画面の自己診断でテレビに原因があるかを確かめることです。自己診断は、テレビ自身が表示するテスト画面に線が出るかを見るもので、考え方は番組表で確かめる方法と同じです。
有機ELテレビについては、ピクセルクリーニングで改善するかを確認するよう案内しており、何度か試すことで改善する可能性があるとしています。一度で変化がなければ、時間をおいて再度試すのがLGの案内です。
判断の目安は、メニューを開いたり画面の内容が変わったりしたときに線が消えるかどうかです。消えるならパネルの問題である可能性は低いとLGは説明しています。一方で、縦線や横線が常に表示される場合は液晶画面の不具合が生じている可能性があるとしているため、自己診断でも線が出るなら相談に進みましょう。
ハイセンスとパナソニックは、リセットの手順が具体的
ハイセンスとパナソニックは、画面の不調に対する再起動・リセットの操作を公式に具体的に示しています。修理を依頼する前に、最低限ここまでは試しておきたいところです。
ハイセンスは、色つきの線やオーロラのような症状に対して、内部の電気回路や液晶パネルの不具合が考えられるとしつつ、まずコンセントリセットを試すよう案内しています。その際、HDDなど接続機器がある場合は動作していないことを確認するよう注意書きがあります。改善しなければ販売店または公式コールセンターへの相談です。
パナソニックは、ビエラの再起動方法を品番で分けています。品番が「TV」から始まるビエラは、本体底面の電源ボタンを15秒以上押し続け、画面に「Panasonic|fire TV」と表示されたら完了、またはホームから設定、デバイスとソフトウェア、再起動の順に操作します。品番が「TH」から始まるビエラは、電源ボタンを押してから10秒以上待ち、再度電源ボタンを押します。どちらも改善しなければ、電源プラグを5秒以上抜いてから差し直します。電源ボタンの位置は機種によって異なるため、取扱説明書で確認してください。
なお、パナソニックについては画面線の症状に特化した公式FAQの内容をこの記事では扱えていないため、リセット後も線が残る場合は公式サポートで型名を入力して確認するのが確実です。
線の出方で見立てはここまで変わる|実は「消える線」は手がかりになる
「どの画面に出るか」で大まかな見当がついたら、次は線の出方を観察します。形・太さ・色・出るタイミングは、相談するときの大事な情報になります。
細い縦線・横線が一本、どの画面でも同じ位置にある
画面の端から端まで細い線が一本通っていて、どの入力でも番組表でも同じ場所にある。これはテレビ本体の内部を疑う典型的なパターンです。
ソニーの公式FAQは、どのモードでも画面の同じところに線が入っている場合について、内部の破損や電気不良の可能性を示しています。液晶パネルは細かい点(画素)が縦横に並んでできており、それを列や行ごとに駆動する仕組みになっています。そのため、一本の直線がまっすぐ通る見え方は、特定の列や行に信号が届いていないときの表れとして説明されることがあります。
自分で試すことは、再起動とコンセントリセットまでです。パネルの縁を押すと線が変化することがあるという話も見かけますが、パネルや内部の破損を広げるおそれがあるため試さないでください。
判断の目安は、リセット後も線が残るかどうかと、線の本数が増えていくかどうかです。いずれにしても、自分で直せる範囲ではないと考えて相談に進みます。縦線と横線それぞれの詳しい見分け方は、以下の記事でも扱っています。

太い帯や、画面の一部が暗く見える
細い線ではなく、太い帯状に色が変わっていたり、画面の一部だけが暗かったりする場合も、確認の順番は同じです。どの画面でも同じ位置かを先に見ます。
ソニーの公式FAQは、画面の一部が常に暗い状態も、同じところに線が入る状態と並べて内部の破損や電気不良の可能性として扱っています。東芝REGZAも、液晶テレビの一部が暗い、画面の一部が暗くなって映らないといった症状を、画面線とは別のFAQとして用意しています。左右や上下の黒帯については、シャープの故障診断ナビが線とは別の入口を設けています。黒帯の場合は、映像の縦横比と画面設定が合っていないだけというケースもあるため、画面サイズやアスペクト比の設定も確認しておきます。
試す順番は、入力を切り替えて帯の位置が変わるか見る、画面の設定を確認する、再起動する、の順です。
判断の目安は、映像の種類を変えても帯の位置と大きさが同じかどうかです。同じなら本体側、映像によって変わるなら映像や設定の側を疑います。
色つきの線やオーロラのような模様が出る
赤・緑・青などの色がついた線や、オーロラのようにゆらめく色のノイズが出る場合も、画面線の一種として扱われます。見た目は派手ですが、最初にやることは変わりません。
ハイセンスの公式FAQは、画面の色つきの線やオーロラの症状について、内部の電気回路や液晶パネルの不具合が考えられるとしたうえで、まずコンセントリセットを試すよう案内しています。一方、打った跡を起点にくもの巣状の割れや色ノイズがある場合は、メーカー保証や販売店の延長保証の対象外になるとしており、色ノイズが衝撃によるものかどうかで扱いが分かれます。
試す順番は、画面表面に打痕や割れがないかを目で確認する、どの画面でも出るかを見る、接続機器が動作していないことを確かめてコンセントリセットをする、の順です。
判断のコツは、衝撃の心当たりがあるかを正直に整理しておくことです。心当たりがなく自然に出てきた症状なら保証の対象になる可能性があり、心当たりがあるなら家財保険など別の補償を確認します。
出たり消えたりする線は、実は外側の手がかりが多い
意外と知られていないけれど、線が「ずっと出ている」より「出たり消えたりする」ほうが、自分で解決できる余地が残っていることがあります。消える瞬間があるということは、その間はパネルも回路も正常に絵を出せているからです。
LGの公式ヘルプが、画面の内容が変わったりメニューを開いたりしたときに線が消えるならパネルの問題である可能性は低いと説明しているのは、まさにこの考え方です。線が消えるタイミングを観察すると、特定の機器を使っているときだけ、特定の番組だけ、ケーブルに触れたときだけ、といった共通点が見えてくることがあります。
試すことは、線が出たときと消えたときに何をしていたかをメモすることです。入力、チャンネル、接続機器、時間帯、ケーブルに触れたかどうかを書き留めておくと、原因の候補が絞れます。
判断の目安は、共通点が見つかるかどうかです。見つかれば外側を順に入れ替えて確かめ、見つからず出る頻度が増えていくなら、本体側の不調が進んでいる可能性も考えて相談を検討します。
外部入力=HDMI端子などにつないだレコーダー・ゲーム機・ストリーミング機器の映像を映す入力のこと。コンセントリセット=テレビの電源プラグをコンセントから抜き、時間をおいて差し直すことで、内部の一時的な誤作動を解消する方法。ピクセルクリーニング=有機ELテレビのパネルのお手入れ機能(LGの名称)。

修理か買い替えか|保証・無償修理・部品保有期間の順で確かめる
自分で試せることをすべて試しても線が残ったら、次は修理か買い替えかの判断です。ここで大切なのは、金額や年数を想像で決めず、公式に確認できる材料を順番に見ていくことです。
①テレビの型名(本体ラベルまたは設定画面の本体情報)②購入時期と購入先(保証書・レシート・通販の購入履歴)③線の写真と、どの画面で出るかのメモ ④テレビ下部のランプの点滅の有無と回数。この4つがあれば、保証・無償修理・修理見積もりのどれを確認するときにも話が早く進みます。
最初に、保証期間と無償修理の対象かを見る
修理費用を心配する前に、そもそも費用がかからない可能性がないかを確かめます。メーカー保証の期間内か、無償修理の対象機種か、延長保証に入っているかの三つです。
ハイセンスは、テレビのパネルの症状について「自然故障と判断した場合は、3年保証が適用されます。」と案内しています。ただし、転倒やぶつけたなど利用者側の原因によるパネル破損は保証の対象外で有償修理になるとしています。ソニーは、テレビ下部のランプが点滅している場合、機種によって液晶パネルの無償修理を行っている場合があるとし、型名とランプ点滅回数を確認して「製品に関する重要なお知らせ」で調べるよう案内しています。
確認する順番は、保証書で保証期間を見る、販売店の延長保証の有無を購入履歴で確かめる、メーカー公式サイトの重要なお知らせで型名を調べる、の順です。
判断のコツは、保証期間はメーカーや購入先によって異なるため、他社の年数を自分のテレビに当てはめないことです。保証内なら、まず販売店かメーカーに相談するのが基本です。
部品保有期間という物差しを知っておく
保証が切れていても、修理そのものができるかどうかは別の問題です。その目安になるのが「補修用性能部品の保有期間」です。
家電製品協会は、家電メーカーが個々に自主規定を定め、製品の機能を維持するために必要な部品の保有期間を「補修用性能部品の最低保有期間」として定めていると説明しています。そのうえで「最低保有年数については、製品またはメーカーで異なりますので、詳しくは各メーカーに問い合わせください。」としています。具体例として、シャープの公式の保有期間表では、液晶カラーテレビの補修用性能部品の保有期間は8年とされています(2020年6月現在の表記)。
確認する順番は、自分のテレビのメーカーの公式サイトで保有期間の表を探す、取扱説明書の保証とアフターサービスのページを見る、見つからなければメーカーに問い合わせる、の順です。
判断のコツは、保有期間は一般に製造打ち切りの時点から数えるため、購入からの年数とは一致しないことです。また、液晶テレビについては公的に定められた設計上の標準使用期間の年数がないため、「何年で寿命」と断定する情報には注意しましょう。

修理費は、公式の見積もりで確かめる
画面線の修理費は、原因がパネルなのか基板なのか、画面サイズや機種によって変わります。インターネット上で見かける金額を、自分のテレビに当てはめるのは避けましょう。
ソニーやパナソニックは、一律の料金表ではなく、型名と症状を入力して修理の目安を確認する方式をとっています。ハイセンスは、修理や家財保険を使う場合の見積りをメールで依頼できると案内しています。いずれの場合も、正確な金額は型名を伝えて公式に確認するのが確実です。この記事では、公式に料金目安が確認できないため修理費の金額は掲載していません。
見積もりを取る順番は、型名と症状を控える、メーカー公式の修理受付ページで型名を入力する、見積もりを依頼する、の順です。販売店経由で依頼する場合も、型名と症状のメモがあれば話が早く進みます。
判断のコツは、修理見積もりと同じ画面サイズの現行テレビの価格を並べて比べることです。そのうえで、使用年数、部品保有期間の残り、今のテレビに不満がないかを加えて決めると、後悔しにくくなります。
失敗パターン②:型名を控えずに買い替えを決めてしまう
画面線が出たショックから、そのまま家電量販店で新しいテレビを買い、古いテレビを処分してしまう。これは画面線のトラブルで起こりがちな失敗です。
原因は、保証や無償修理の確認をする前に結論を出してしまうことです。ソニーのように、ランプの点滅と型名から液晶パネルの無償修理の対象になっている機種があることを案内しているメーカーもあります。延長保証に入っていたことを後から思い出すケースもあります。処分してしまうと、型名もランプの状態も確認できなくなります。
対策は、買い替えを決める前に、型名・購入時期・購入先・ランプの状態の四つを必ず控えることです。そして、メーカーの重要なお知らせと保証書、延長保証の有無を確認してから判断します。確認に必要な時間は長くありません。
判断のコツとして、確認の結果、保証も無償修理も対象外で、使用年数が長く部品保有期間の終わりも近いなら、買い替えを前向きに検討する材料が揃ったといえます。順番を守るだけで、同じ結論でも納得感が変わります。
あなたの状況なら次の一手は?|読者タイプ別の動き方
同じ画面線でも、テレビを買ってからの年数や、テレビの使い方によって、最初に取るべき行動は変わります。自分に近い状況を選んで参考にしてください。
買ってから日が浅いテレビに線が出た人
購入から間もないテレビに線が出た場合は、自分で深追いする前に保証を使う前提で動くのが近道です。
メーカー保証の期間内であれば、自然故障と判断されれば保証の対象になる可能性があります。ハイセンスのように、自然故障と判断した場合の保証期間を公式に示しているメーカーもあります。ただし、衝撃によるパネル破損は保証外になるとしているメーカーがあるため、設置や移動の際に何かが当たった心当たりがないかも振り返っておきます。
試す順番は、どの画面で出るかの確認、ケーブルの挿し直し、再起動とコンセントリセットまでにとどめます。それでも残れば、保証書とレシートを用意して購入した販売店かメーカーに相談します。
判断のコツは、自分でパネルを押したり裏ぶたを開けたりしないことです。保証の判断に影響するおそれがあるため、状態をそのまま保ち、写真で記録して相談しましょう。
何年も使ってきたテレビに線が出た人
長く使っているテレビの場合は、修理できるかどうか、修理する価値があるかどうかを冷静に見る必要があります。
家電製品協会が説明するとおり、補修用性能部品の保有期間はメーカーや製品によって異なります。シャープの液晶カラーテレビのように8年と公表されている例もありますが、自分のテレビの製造打ち切りがいつなのかによって、部品が残っているかは変わります。部品がなければ、修理自体ができない場合もあります。
試す順番は、自分でできる切り分けを済ませたうえで、メーカーに型名を伝えて修理が可能か、見積もりはどうなるかを確認することです。同時に、同じ画面サイズの現行テレビの価格も調べておきます。
判断のコツは、線が視聴の邪魔にならない位置で、ほかに不具合がないなら、すぐに決めずにしばらく様子を見るという選択肢もあることです。ただし線が増える、ほかの症状が出るといった変化があれば、改めて判断しましょう。

有機ELテレビを使っている人
有機ELテレビで線が出たら、液晶テレビと同じ切り分けに加えて、パネルのお手入れ機能を試す段階をはさみます。
LGは、有機ELテレビに線が入っている場合、ピクセルクリーニングで改善するかを確認するよう案内しています。電源オフ時に一度だけ実行する方法と、すぐに実行する方法があり、何度か試すことで改善する可能性があるとしています。他社の有機ELテレビにも同様のパネル調整機能を持つ機種がありますが、名称や操作が異なるため取扱説明書で確認してください。
試す順番は、どの画面で出るかの確認、ケーブルの確認、再起動の後に、パネルのお手入れ機能を実行します。実行中は電源プラグを抜かないようにします。一度で変化がなければ、時間をおいて再度試します。
判断のコツは、お手入れ機能を何度試しても線の位置と見え方が変わらないなら、パネルや回路の問題として相談に進むことです。何度も繰り返すより、型名と症状をまとめて早めに相談したほうが結論は早く出ます。
レコーダーやゲーム機をつないで見ることが多い人
テレビを主にレコーダーやゲーム機、ストリーミング機器の画面として使っている人は、テレビ本体より先に接続側を疑う価値があります。
LGの公式ヘルプは、ケーブルの緩みや損傷が映像のノイズや表示の問題につながる可能性を示し、別のHDMIケーブルでの確認や、機器によっては高画質伝送の設定をオフにする方法を案内しています。東芝REGZAも、テレビ本体か外部機器の側で出ているかを区別するよう案内しています。
試す順番は、線が出ている機器の入力と、テレビ自身の番組表や設定画面を見比べる、ケーブルを挿し直す、別のケーブルで試す、別の端子に挿す、接続機器を再起動する、の順です。
判断のコツは、テレビの番組表や地デジ放送には線がなく、特定の機器の映像だけに出るなら、テレビの修理は不要な可能性が高いことです。その場合は接続機器のメーカーのサポートに相談します。
まとめ|テレビ 画面線は番組表と設定画面に出るかで次の一手が決まる
線を見つけたら、まずリモコンの番組表ボタンを押して、同じ位置に線があるかを確かめてください。その一回の確認が、ケーブルの交換で済むのか、保証や修理の相談に進むのかを分ける最初の一歩になります。
※保証内容・無償修理の対象・部品保有期間は機種や時期によって変わるため、最新情報はメーカー公式サポートでご確認ください。

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