デジタル遺品とは故人が生前に利用していたパソコンやスマートフォンなどデジタル機器の中に残したデータのことです。デジタル機器には膨大な個人情報が含まれており、遺族は故人の機器から情報を正しく引き継がなければなりません。しかし、故人が生前管理していたデータやサービスに遺族がアクセスできないと、後になって大きな負債を背負ったり、相続トラブルに発展するケースもあります。デジタル遺品は高齢化が進んだ日本が抱えている社会問題ですが、近年は自死や突然死などで若年層のデジタル遺品も目立っており、今後もデジタル遺品にまつわる相談やトラブルは増加していくことが予想されます。